飲食業界の離職・転職事情とキャリア形成

 近年では、消費者の節約志向の強まりや企業の接待交際費の抑制によって外食産業の縮小が加速していると言われています。また、厚生労働省の調査によって、飲食業界は離職率が最も高い事が明らかとなり、問題視されているのです。

 

 飲食業界の高い離職率の背景には、景気低迷による経費削減や待遇の悪さがあると指摘する声もあります。飲食業界の場合、賃金の水準が低く、労働時間は長い傾向にあり、休日も少ない事が高い離職率に繋がっていると言えるでしょう。

 

 しかし、市場の縮小や労働条件の問題で飲食業界の展望に不安を感じている人が多い一方で、「食」に携わる仕事をしたいと考える人や海外進出に意欲的な姿勢を見せる飲食店も少なくないのは事実です。近年では世界各地で日本食の人気が高まっており、同時に日本式のサービスについても高い評価を得ている事から、今後も海外でのチェーン展開を目論む飲食店が増加する事が予想されています。

 

 飲食業界の国内市場は縮小傾向にあるとは言え、食に対する関心が高い日本では話題を集める飲食店が次々とオープンしていますし、今後は海外進出にも期待が寄せられています。また、離職率が高い反面、求人募集も多く比較的採用されやすい業界である事から、転職を希望する人も多いようです。

 

 ただし、飲食業界の場合は、待遇面以外にもキャリア形成に不安があると考える人も少なくありません。未経験の転職者であっても能力次第で店長まで昇格するといった例は多くありますが、一般社員の場合は仕事に対するモチベーションの維持が難しい事や、身に付けたスキルや職歴が転職の際に有利に働くかどうかが明確で無いためです。

 

 一流と呼ばれる飲食店やホテルなどで経験を積んだ場合を除いて、飲食業界でキャリアを形成する事には難しい面があります。外食産業の多くは個人経営やチェーン展開の店舗ですから、キャリア形成のお手本となるメンターを見つけるのも容易では無いでしょう。

 

 飲食業に特化した「クックビズ」では、そうした不安や疑問を抱える飲食業従事者に向けたWEBマガジンを創刊し、業界で長く働き続けるための様々な情報を発信しています。飲食業界への就職・転職を考えている人はもちろん、キャリア形成にも役立つ情報が掲載されているようですから、良い参考となるのではないでしょうか。


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